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2025/07/05

ペンダントライトの正しい高さとは?照らし方別のベストポジション

ペンダントライトは空間の雰囲気をつくるのに欠かせない存在ですが、「なんとなく見た目で決めたら後悔した…」という声も少なくありません。

たとえば、
「頭がぶつかる」
「眩しくて落ち着かない」
「明るさが足りない/局所的すぎる」

実は、ペンダントの“正しい高さ”は、空間の使い方や照らしたい対象によって変わります。


【ダイニング】基本はテーブルから60〜80cm

ダイニングテーブルの上にペンダントを吊るす場合、最も一般的でバランスが良いとされる高さは、テーブル天板から60〜80cmの範囲です。

  • 眩しさを防ぎ、料理や顔がきれいに見える

  • 空間に心地よい囲まれ感をつくれる

  • 吊り下げが低すぎると邪魔になり、高すぎると空間がぼやける

ポイント:器具の形状が大きい場合は少し高め、光が拡散しにくい場合は少し低めにすると◎

関連記事:ダウンライトとペンダント、どう使い分ける?

【キッチンカウンター】作業性+デザイン性を両立

キッチンのカウンター上にペンダントを設置する場合は、カウンターから70〜90cmが目安です。
調理中の手元をしっかり照らしつつ、視界の邪魔にならない高さが求められます。

  • ペンダント同士の間隔は、器具の直径の1.5倍程度を目安に

  • ステンレスなどの素材には直射光を避けると、映り込みが軽減される


【リビングや吹き抜け空間】“視線の先”と“縦のバランス”

リビングでは、コーヒーテーブルの上やソファ脇にペンダントを吊るす例もあります。
この場合、機能性よりも空間演出や雰囲気重視の高さ設定が一般的です。

吹き抜け空間や階段など、高さのある場所では天井からの落とし加減と視線とのバランスが重要です。

ポイント:間接照明と組み合わせることで、上下の明暗コントラストがやわらぎ、空間がまとまりやすくなります。


よくある失敗とその対策

CHUBICのユーザーインタビューでも、「高さで後悔した」という声は少なくありません:

  • ペンダントが高すぎて、顔が暗く見える

  • 低すぎて視線の邪魔、生活動線に干渉

  • 複数吊ったらバランスが取れず不格好に見えた

対策としては以下の通りです:

  • 吊るす目的を明確にする(テーブルを照らしたいのか、空間演出か)

  • 設置位置を家具とセットで検討する

  • 調整可能な器具を選ぶことで、現場での微調整がしやすくなる


海外との違いにも注意

Pinterestなどで見かける海外のインテリア例は、日本よりも天井が高い住宅が前提となっていることが多く、同じ高さで吊るすと日本の住環境では圧迫感が出てしまうこともあります。

あくまで自宅の空間サイズと家具レイアウトに合った高さを基準にしましょう。


【まとめ】“何を照らしたいか”が決め手

ペンダントライトの高さに「これが正解」という数値はありません。
照らしたい場所、つくりたい空間の雰囲気に合わせて、目的をもって決めるのが何よりも大切です。

「高さが合っているか不安…」「空間のバランスが取りにくい…」というときは、図面をもとにCHUBICでシミュレーションするのがおすすめです。

👉 CHUBICでペンダントの配置と高さバランスを試してみる

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